2008年6月9日月曜日

自転車で

先週の皇居一周に引き続き、今週も自転車で表参道まで行く。

こぎだしたら気持ちよくて、電車では駅とその周辺しか広がらなかった町並みが、「こう行くとこう続く」連続した町並みにと見え方が変わって、いっぱい新しい発見もあり。

特に気になるエリアは代々木〜千駄ヶ谷。
ハチ公バスを乗るようになってから気になりが大きくなっていたのですが、新宿からすぐなのに緑いっぱいで気になるお店も色々で、つい寄り道が多くなってしまいます。

で、今日。
ついにタイヤがダメになりました。。。

帰り道、新宿から青梅街道を疾走中、急に後輪がへなへなとなり、ガタガタ衝撃が。
先週、後輪のパンク修理をしてもらったときに、だいぶタイヤが痛んでいるから取り替えた方が良いと忠告されていたのですが、こんなに早くこうなってしまうなんて。

こうなると自転車は悲惨で、とりあえず自転車屋まで引っ張らないとどうしようもない。
自動車みたいに誰かに電話したら引っ張ってくれる訳でもないので、ひたすら歩いて、どこにあるかも分からない自転車屋に辿り着くしかない。。

先週の走行で、中野を過ぎたアタリに一軒だけ小さな自転車屋さんを見つけていたので、そこを頼りに歩くことにしました。

歩き始めて20分、日曜の夜6時半。中野過ぎ。
右方向に、予想外で別の大きな自転車屋さん発見!!

希望の光が差し込んで、慌てて泣きつく。

50代くらいの女性とその娘が経営していたのですが、私の自転車はスポーツタイプのため、町の自転車屋さんにあるようなシティ用の自転車にはあまり使用されていない口径の車輪。うちでは取り替えられないと言われる。
そして、この口径の車輪のある自転車屋は、新宿に一軒と告げられる、、。

しばらく絶句。。。

日曜のこの時間だし、このまま自宅まで引っ張って帰る気力もなし。
明朝引き取りにくるから、1日置かしてほしいと懇願したけど、うちには修理しない自転車を入れるようなスペースはないと追い出されてしまった。

自転車なんて小スペースに入るじゃん!
と久しぶりに怒りそうになったけど、もうさっさとお店を後にしました。

すると数分後、左手に、もともと目標にしていた小さな自転車屋さんを発見。
どうせここでもダメだろうと思いつつ、思い切って入ってみることにしました。

もうお店も閉店前で、ぎりぎりの時間だったのですが、初老のおばさんとおじさんとが対応。
これまでの経緯を話す間もなく、タイヤあるよーと持ってきてくれました。

唖然としちゃって、思わず「特殊なタイヤじゃなかったんですか?!!」と目を丸くしてたら、「そうでもないよ」とおじさんはにっこり。
賞味数分で、手早く後輪を交換してくれたのでした。

感激してみてたら、「おなかすいてるでしょー」とおばさんがパイを奥から2つ、持ってきてくれました。
見ると、私が仕事で担当している商品!
しかも、東京のスーパーではあまり売ってないはずのもの。

えー!とまたひたすら感激して話を聞くと、おばさんはこのパイのファンで、スーパー行くと毎回まとめ買いしてくれているらしい。

すごく不思議なご縁を感じました。


今度、いっぱいこのパイを持っていこう。


むしゃくしゃした気持ちがどっかに行ってしまって、すいすい自宅まで到着したのでした。